最近自覚するようになってきたのが、自分は多分『少年(もしくは少女)がこれまで持ってた世界を失って、大人への階段を登ったり登らなかったり』そういうメタファーを感じさせる話が好きなんだなと
少年から大人になる心のジュクジュクした痛みを感じる作品に強く心を惹かれる
エヴァ然り、おやすみプンプン然り、天気の子や君の名はもそんな雰囲気を感じる(作り手側がどういうつもりで作ったかは知らないけど、ただ自分がそういう目で見てるというだけの話っす)
視点がすごく主観的というか、いわゆるそれがセカイ系っていうのかわからんけど
まぁセカイ系っていうと個人的には、物語内の世界自体が主人公の価値観を表す比喩として描かれてて、それの崩壊=世界を救う救わないの物語として見せるイメージがあるんだけど
そこまで大層な話じゃなくても、子供→大人のジュクジュクした葛藤っていう題材自体が好きかもしれないって思った。
もちろんもっと俯瞰視点で世界設定自体を楽しんだり、社会を描くことにポイントを置いたお話が嫌いなわけでもないけど、ものすごい引力で惹かれて抜け出られなくなるのはそういう話が多いなって思った。