ナイトオブザリビングデッド

みた。

何故か急にこういう古典というか、見とかないとなみたいな気分になって見出したけど
普通に熱中してみてしまった。

こんなに昔に作られた映画に夢中になるとは思わなかった。
この映画が公開された時代から、50年以上未来に生きる自分から見ても、ハラハラしたししっかり怖い

今のゾンビと比べると、走らないし、火がやたら苦手だったりするけど、なんか妙にあの映画の中だと説得力のある恐怖に思えてくるんだよなぁ

ぶっちゃけ走って逃げたら余裕で逃げ切れるとは思うんだけどw
(でも、向こうは多分体力の限界とかないし、24時間体制で大勢から追われたら結構苦しいか…?結局劇中のように建物内に追い込まれるハメになるのかも)
ただ意外だったのは今のゾンビと違って結構知能が残ってるっていう(今の映画でも知能あるやつもいるにはいるけど)
普通に石を道具として使ったり、車のドアをノブ引いて開けようとしてきたり
あれは今のゾンビ像に慣れてると逆に新鮮だった

あとはラストも良かった
やるせない感じがなんか昔の映画っぽいというかw
わかんないけど、最近の映画だとああいう終わり方あんましない気がする

脱線話:走らなくても十分怖い奴

歩くゾンビでも24時間追われたら厳しいのでは?っていうので思い出したけど

「イット・フォローズ」は結構怖かった。

まああれはゾンビではないけど、走らず歩いてくる脅威っていうとこで
24時間絶え間なく歩いて追ってくるやつがいたら意外と馬鹿にできないぞという映画

あれなんて単体だし、時代も現代の比較的交通網の発達した街で、逃げ方は山ほどある状況なのに怖い
あれの面白いのはゾンビと違って、他の人には見えないから恐怖を自分もしくは近しい人としか共有できない、団結できないとこが怖さを増してる

あとはどこにいてもターゲットを認知していて、真っ直ぐに向かってくるのも怖い

加えて社会は普通に機能してるがゆえに、なりふり構わず逃げる選択肢を取りづらいというか
生命的な死を回避しながら社会的な死も避けないといけない感じ

ゾンビアポカリプスなら後先考えなくてもいいけど、あくまで自分以外の人にとっては日常がずっと続いてるから、犯罪に当たる行為ができないっていう

法も秩序も機能してるから、信号無視したりスピード違反したりすると捕まる
当然捕まると”ソレ”に追いつかれて殺されるっていう

あと金が尽きて、無銭飲食とか万引きとかやっても捕まるから
お金も継続的に稼がないといけないので、社会性を維持しながら逃げないといけないという

なすりつける事ができるけど、当然その行為も社会性が伴うというか、いきなり赤の他人とできるようなものじゃないっていうw
まぁそっちのプロの方にお願いしたらいきなりできるけど、たぶん人間関係がないので”ソレ”の存在を信じてもらうのに労力がめちゃくちゃかかりそうなので、手当たり次第になすりつけまくるのもなかなか難しい
なすりつけた人間が死ぬと結局こっちに”ソレ”が戻ってきちゃうので

歩くしかできない怪異でも、状況や設定次第で十分脅威的になるし映画としても怖いものになるよなぁ


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